XMは最大レバレッジが888倍と追証無しのゼロカットシステムが最大の魅力です。
そして海外FX取引業者の中でも低めに設定されたロスカット水準も大きな特徴です。今回はXMのロスカットについて細かくまとめます。
XMの最大の特徴でもありますレバレッジにつきましては、こちらでまとめていますので参照ください。
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XMのロスカットルール

XMのロスカットのルールを説明する前に、少しややこしくなりがちな用語について解説します。
他のサイトや人によって使い方が変わる場合もありますので、ご注意ください。
ロスカット、強制ロスカット、損切り
ここで言うロスカットとは、FX取引業者側がトレーダーの証拠金の状況を見て決済を行うことです。
例えばドル円で買いポジションを持ったとします。その後値段はドンドン下がっていき損失が膨らんできて証拠金が少なくなってきたので、取引業者が売り注文を出してポジションを決済させる事です。
いわゆる強制ロスカットということです。
証拠金が一定の水準まで減ってきて、業者側がトレーダーの意志に関わらず注文を出す事を言います。
強制的にロスカットされるので、強制ロスカットと言われますが、単純にロスカットとも言います。
損切りとは
一方損切りとは何なのか?ですがロスカットを日本語に訳すると損切りになるので、一緒に感じてしまいますね。
一般的にいう損切りとは、注文を出してポジションを持ってから逆行してしまい含み損を抱えてしまった。含み損の状況でこの先を見通して損を確定させる注文の事です。
まだロスカット水準には達していないものの、ロスカットされる前に自ら損を受け入れる注文を一般的に損切りと言います。
まだ余裕のある状態で自ら決済するのが、損切り。余裕のない水準に達して業者側から決済されるのがロスカット(強制ロスカット)と覚えておきましょう。
証拠金とは
ロスカットにはこの証拠金が大きくかかわってきます。
証拠金というのは、FX取引をする上での資金だと考えてください。
FXではレバレッジが使えるので取引する額よりも少ない金額を担保として預けてレバレッジを効かせて売買する事が出来ます。
必要証拠金とは
実際に取引する上で必要な証拠金の事を必要証拠金といいます。
ロスカットを計算する際必ず必要な考え方になりますので、以下の計算式を覚えておいてください
以下の条件で必要証拠金を計算してみましょう。
- XMの日本円スタンダード口座
- 口座レバレッジは888倍
- 1ドル108円
- 1ロット(100000通貨)のポジション
以上の条件だと、必要証拠金の計算は
100000÷888×108=12,162円
となり、12,162円が必要証拠金となります。
XMの公式ページから必要資金を一瞬で計算してくれる便利なツールがあります。

・口座の基本通貨 プルダウンでご自身の口座通貨を選択します。
・ロット数量 ご自身の取引枚数を入力します。
・通貨ペア プルダウンで取引する通貨ペアを選択します。
・レバレッジ ご自身の取引するレバレッジをプルダウンで選択します。
・口座タイプ ご自身の口座タイプをプルダウンで選択します。

【計算する】をクリックすればリアルタイムの必要証拠金が表示されます。
この場合、1lotのドル円を取引するのにレバレッジが888倍で必要証拠金は12,030円となります。
有効証拠金とは
リアルタイムでの取引に使える証拠金がどれくらいあるか、ということを示します。有効証拠金は次の計算式で求められます。
例えば、100,000円の証拠金で取引を開始して2,000円の含み損が出ていたとします。
〈100,000+(-2,000)=98,000〉
このような計算式となり、 98,000円が有効証拠金となります。
証拠金維持率とは
この証拠金維持率とは証拠金が何%まで減ったら強制的にロスカットされるかという水準になります。
例えば10万円の資金を口座に預けていたとしても、10万円全てなくなる前に強制的にロスカットされるということです。
XMの証拠金維持率は20%
上記の例では損が膨らみ証拠金が2万円以下になれば、強制的にロスカットされます。
証拠金維持率が低い事によるメリット
それは強制ロスカットに遭いにくいという点です。
この証拠金維持率が高ければ、相場の乱高下によって強制的に損失が確定されてしまいます。相場が乱高下するタイミングでは、下がった後に高騰することはしばしばあります。
下がったタイミングでロスカットされて、数分後の高騰の波に乗れずに損をすることはあります。
その点証拠金維持率が20%ほどでしたら、ロスカットに遭いにくいという点がメリットになります。
証拠金維持率が低い事によるデメリット
証拠金維持率が低い分もちろんデメリットもあります。個人的にはそれがデメリットと感じるのであるのなら、証拠金維持率が高い業者を選ぶべきだと思います。
それは、証拠金維持率が低い分強制ロスカットになった場合手元に残る資金が少なくなってしまうという点です。
ロスカットに遭いにくいというメリットがある分、ロスカットに遭った場合はロスカット金額が大きくなるという切ってもきれない関係です。
他社のFX取引業者との比較

これまでXMのロスカットや証拠金維持率についてまとめましたが、他社と比較してみましょう。
XM
まずはXMからです。
- 最大レバレッジ:888倍
- ロスカットになる証拠金維持率:20%
- ゼロカットシステム:あり
最大レバレッジ888倍で、ロスカット水準は20%です。
この条件で証拠金に対して小さいロット数でのトレードであれば、ロスカットにはなりにくく、追証ゼロカットシステムもあるので安心です。
TitanFX
- 最大レバレッジ:500倍
- ロスカットになる証拠金維持率:20%
- ゼロカットシステム:あり
TitanFXは、日本人利用者が多い比較的新しい海外FX取引業者です。よくXMとの比較にされる優良業者です。
証拠金維持率も20%でゼロカットシステムもあるのですが、レバレッジが最大500倍ということで、XMには少し劣りますが安心して使える海外FX業者です。
AXIORY
- 最大レバレッジ:400倍
- ロスカットになる証拠金維持率:20%
- ゼロカットシステム:あり
AXIORYもハイレバレッジと狭いスプレッドで日本人に人気のFX取引業者です。証拠金維持率やゼロカットシステムはXMと同様ですが、レバレッジはXMの半分以下です。その分スプレッドの狭さが魅力の業者です。
Tradeview
- 最大レバレッジ:500倍
- ロスカットになる証拠金維持率:100%
- ゼロカットシステム:あり
Tradeviewは2004年からサービスを開始した、老舗の海外FX業者です。
500倍のハイレバレッジが魅力ですがロスカット水準が100%という大きな特徴があります。
ロスカットに遭う確率はXMの5倍になります。
LANDFX
- 最大レバレッジ:500倍
- ロスカットになる証拠金維持率:30%
- ゼロカットシステム:あり
LANDFXではゼロカットシステムはありますが、公式ページに顧客のリスク管理不足による場合は追証の可能性があるとも記載されています。
この顧客のリスク管理不足というのは、線引きが難しいので大きな価格変動の可能性が予想される場合は、トレードを避ける方が良いかもしれません。
まとめ
XMの証拠金維持率20%は業界的に見ても低い水準となっています。
ロスカットに遭いにくいという反面、ロスカットになった時は損失が大きくなります。
小さな資金からハイレバレッジで取引を始めたい人には、好条件となっていますが、ロスカットに遭う前にご自身で細かな損切りをすることをオススメします。

XM(エックス エム)はセーシェル金融庁の審査を受け、金融サービスを提供することを公式に許可されています。セーシェル金融庁の監督の下、コンプライアンスを重視した海外FX業者です。
XMグループは世界196カ国(20言語)でサービスを展開しており、海外FX業者の中で最も満足度の高いFX業者として、XMのサービスは世界中から好評を受けています。
最大レバレッジが888倍と国内口座ではないハイレバレッジと最小スプレッドが大変魅力です。